今日、町の施設で受けられる
無料の「子宮頸がん検診」を受けてきました。
検診自体は長くても5分程度で終わるものだけど、
わたしにとっては、毎回心も体もすごく消耗する時間で。
しかも、今年は先生との相性もよくなかったのか、
結構大変なめにあったので、帰ってきて3時間経った今も、
心なしか「しょぼん…(´・ω・`)」としてます。
今回、検診を受けたことで、
「次回からはこうしよう!」と思ったことがあったので
これから受けようと思っている方や、
以前つらい思いをしたことがある方に向けて、
自分の記録もかねて、今日のことを正直に書いてみようと思います。
※かなり具体的に書くので、心が弱い人はここで離脱がおすすめ!
その前に男子諸君に言いたい
ちなみにもし、この記事を男子諸君が
今まさに読もうとしていたとしたら
私は声を大にして言いたい。
子宮頸がん検診って、男性からしたら、
「ちょっとエッチな検査♡!?」と思うかもしれないけど
本当、とんでもない。
カーテンこそピンクだったりもするけど(場所による)
興奮度ゼロ。
いやらしさゼロ。
おそろしさ1000%。
です。
男性にも疑似体験してほしいくらい。
そして「これを毎年やっているのか!?」と青ざめてほしい。
「女性はなんて大変なんだ!!」と敬ってほしい。
でももしかすると、この記事を最後まで読んだ後は
受ける前のパートナー、家族に「頑張ってね!」
検診を受けてきたパートナー、家族に「今日は大変だったね…カレー作っといたよ!」
と言いたくなる気持ちが出てくるかもしれません。
「無料の子宮頸がん検診」を受けるまでの流れ
毎年、急にどこからともなくお知らせがやってきます。
(おそらく県から郵送で来てるんだろうけど、
いつも世帯主の母宛に届くからわからない)
その紙に、今年自分が受けられる検診が書いてあるので、
それを確認し、希望する場合は○をつけて返送します。
(年齢によってはまだ受けられない検診もある)
そうすると、検診の数週間前くらいに
「この日にやりますよー」というお知らせと
受診票みたいなものが届くので
当日それを持って、検診を受けに行きます。
(予定が合わなければ、電話で日時を変更できる)
私の住む町では子宮頸がん検診は無料で受けられましたが、
検診内容によっては有料のものもあります。
だけど、かなり少額なので、病院で受けるよりも
気軽に受けられます。
検診の場所は、毎回、町の施設(健康保健センター)です。
町によっては別の場所だったりもするのかも。
そこに、献血車のようなバス(検診車と言うらしい)がやってきて
その中で検診を受けられます。
※ちなみに※
健康保健センターは、普段何をするところなのか
私的にわりと謎な場所なのですが
私の町の健康保健センターでは、
健康器具が置いてあって、それを無料で使えたり
(よく、おじいちゃんたちがせっせと体を鍛えてる)
心の相談、法律の相談など、さまざまな相談の場所としても
使われているようです。
検診車の中はどんな感じ?
バスの中に入ると、ドアが2つあり、
同時に2人検診を受けられるようになっています。
(ちょっと宇宙船の中みたいな内装)
ドアを開けると、
「私はこれから出産するんだっけ?」と思わせるような
M字開脚ができる椅子が置いてあり、
「どこでもドアで病院内にワープしたのかな?」と思うくらい、
小さいけどちゃんとした診察室のような空間になっていて
ちょっと感動したりします。
椅子の前にはカーテンが天井から下がっていて、
その奥にはお医者さんと看護師さんが待機しています。
受ける側は下半身だけ見せて検診を受けられるので
恥ずかしがり屋さんもちょっとだけ安心できます。
(ときどき隙間から顔が見えちゃったりもするけど)
子宮頸がん検診の方法
椅子に座り、金属製の台に足を乗せ、M字開脚すると、
お医者さんがおまたに金属製の器具を入れます。
これがまた、そこそこ大きめで、
硬いし、ヒヤッとして、「検査感」「病院感」があって
すごくこわいんですよね。
だって、体内に金属入れるんですよ?
なんか、宇宙人に連れ去られて、調査のために
本来入れるべきではないものをつっこまれてる気分…
これがシリコンだったら、もう少し緊張感が少ないかもしれない。
その金属製のものは、膣鏡(クスコ)というのですが
それを入れたら終わりじゃなくて、
クスコで膣内を広げた後に、ぱっさぱさの綿棒みたいなもので
奥をぐりぐりし、何かを採取されます。
(採取してるのは ” 子宮頸部の細胞 ” だそう)
あと、検診は男性のお医者さんが担当することが多いです。
というか、今のところ100%男性でした。
人によっては超痛い
基本的には、スッとクスコを入れて、
さささーっと手早く採取してくれるので
「あれ?もう終わり?」「本当にやったの?」
と思うくらい無害な検診です。
でも、お医者さんによっては、
1分くらい、ぱっさぱさの綿棒のようなもので
膣内をぐりぐりぐりぐりする人もいるし(超痛い)
なかなかクスコが入らないときに
出したり入れたり、ねじ込んだり(書いてるだけで痛い…)
かなり強引な人もいるので、
その日の運が試されるかのようです。
場合によっては、血が出ることもあるしね…
でもそれって、お医者さんとの相性もあると思いますが
受ける側が緊張しすぎてたり(メンタルの影響)
膣内が乾燥してたり(体の状態)
いろんな要因によって、
結果的に痛い検診になってしまうこともあるみたいです。
なので、
「えー?私、子宮頸がん検診で痛かったことないよ?」という人もいて、
受ける側の感想も人それぞれだったりします。
今年も行ってきたのだけど…
私も、一昨年くらいまでは全然痛くなくて
「最後ちょっとピリッとしたなあ」くらいだったのですが、
去年、ぐりぐり先生に当たってしまい(なんか卑猥)
それから検診がトラウマになってしまいました。
それでも、
「ガンの早期発見はしたい」
「健康が何よりも大事だ!」
と思った私は、
「きっと去年は体調が微妙で、
それでなかなか細胞を採取できなかったのだ」
と思うことにし、
前日、眠れない夜を過ごし(睡眠4時間)
寝不足のまま「子宮頸がん検診 痛くないコツ」と検索したり、
検診直前までエロいことを考えてみたり(潤滑剤セルフ製造)
ほにゃほにゃに体をゆるませてみたり
したのだけど…
今年はマジで、死ぬかと思うくらい痛かった…
何が痛かったのか
※ここからかなりつらい描写かも。離脱する最後のチャンス!
診察室で、できるだけ力を抜いて待機してたのだけど
何度か「おしりの位置をもう少し下にして」と言われてるうちに
体に力が入ったのか、いざ、クスコを入れたら
奥に来たときに超絶痛くて、思わず身をよじりました。
それでも「痛い」という意思表示が伝わらなかったみたいで
無理やり押し込まれ、、ついに、
「痛いです!!!!」と叫びました。
私は普段、感情をあまり出さないし、
他人にはっきり意見しないタイプなんだけど
「このままではやばい!!」と思った瞬間に叫んでいました。
そこでようやく、
「小さい(クスコ)ものにしますね」と言われて
再度挑戦することに。
だけど、これがなかなか入らない。
だってもう、「やっぱりこれ痛いやん!!」ってなってるんだもん。
なんなら「今年はやらなくていいす!」って言葉が
二酸化炭素に乗って出てたと思う。
で、何度か出し入れするも(金属を膣内で出し入れすな!)
なかなか奥まで入らず、
若干、先生苛立ち…(絶対、夜の営み下手だろ!←失礼)
ようやく奥まで入った瞬間に、やっぱり刺すような激痛があり、
「これは無理だ!!!」と涙を浮かべつつも、
獣のように「シューシュー」と息を吐きながら耐え、
いつの間にか採取が終わり、
なんとか地獄の数分間が終わりました。
毎年、無料の子宮頸がん検診を受けてきたけど
呆然としながら着替えをし、
ふらふらしながら、帰り道を歩く。
家に帰ってからも、生きた心地がしない。
「まあ、とりあえず終わったし!良かったー!」
なんていう爽快感も皆無。
ただただ、魂が抜けたような状態で
数十分過ごす私。
(急に小説チック?)
ふと、あることに気が付きました。
「無料の子宮頸がん検診が合わないんじゃないか…?」
そもそも、この、クスコをおまたに入れる方法って
実は古いのでは?
だって、AIで世の中が超便利になってる時代で、
麻酔なしで、金属製のものを膣内に入れるなんて
こんな正気じゃないやり方ある!?
なんか絶対、もっといい検診方法がある気がする…
無料だからこの方法なんじゃないか?
有料の検診なら、前日も安心してぐっすり眠れて、
恐怖も痛みもないまま、快適に検診できて
検診後にトラウマができることもなく、
「わたし、自分を大事にしててえらいね♡」って言いながら
スキップしながらパフェでも食べに行けるのではないか?
無料だから、検診受けに来る人も多くて
短時間で大人数をさばくために先生も看護師さんも焦りがちだし、
その結果、1人1人の体の状態を細かく見ることができなくて
つい、雑になってしまう=痛みにつながることもある、のではないか。
来年は有料の子宮頸がん検診を試したい
今年は本当につらすぎて、
でも、誰かのせいにすることもできないので、
「先生も、わたしもわるくない。
悪いのは ” 無料の子宮頸がん検診 ” なんだ!!」
ということにして、
来年は有料の子宮頸がん検診を受けることにしました。
(注※ 私が合わなかっただけで、無料でもちゃんとしてます)
サクッとネットで調べたら、婦人科のある病院で
1回5000円+初診料で、大体1万円くらいかかるみたいだけど、
クスコ検診じゃないものもあるみたいなので
来年になったら、またちゃんと調べて行ってこようと思います。
お金かかるのはもったいないけど、
1万円払って痛みを回避できるなら、そっちのほうがいいな。
自分の体だけじゃなく、
心も大事にしたいもの。
最後に
もしあなたが、わたしのように
無料の子宮頸がん検診を、毎年我慢して受けてるのだとしたら…
必ずしも、” 無料の検診 ” である必要はないんです。
自分が安心できそうな病院をネットで探して、
女医さんに診てもらって、
痛くない方法で快適に(できるかまだ不明だけど)
検診してもいいんです。
ちょっとでも、
「選択肢は1つじゃないんだ!!」
「私は自由に選べるんだ!!」
ということを感じてもらえたらいいなと思います。
参考になると嬉しいです^^
おまけ
私の一部始終を見ていた看護師さんが、
検診が終わった瞬間に
「よく頑張ったね!!!」
と言いながら、やさしく足をポンポンしてくれたことは
一生忘れません…!!
この場を借りて、ありがとう。
そして、あなたが普段からそうやって
誰かにやさしい言葉をかけている人なら、
「あなたの一言が、あなたの存在が、たくさんの人の心を救っているよ!
この世界にいてくれて、ありがとう!!」
と伝えたいです。
追記:
この日はめずらしく、母に
「仕事帰りにスイーツを買ってきてほしい」と頼んだのでした。
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